近畿大学通信レポート(法学)

閲覧数2,013
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.法の理念とされる正義について探求せよ。

    2.国民が教育を受けることは権利なのか義務なのか。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    法の理念とは、実定法の正不正を判断する究極の規準となり、その形成の指導原理となるものをいう。つまり、何が正しくて何が正しくないかという判断を行う規準である。しかし、法も人間が作成し、文書化したものであるから、幾多の解釈ができる文面になっていることも珍しくは無い。しかし、理念として、究極の規準となっていることから、その最終的な判断は法を逸脱するものであってはならない。あくまで文書化された法の一つの解釈として判決を行う必要がある。

     次に正義を定義すると、次の2点が挙げられる。まず第1に、特殊的正義である。特殊的正義とは、団体生活において、公の名誉および公の財貨その他文化的利益など、およそ国家の公民の間に分けられる配分において、各成員の価値・能力または団体への寄与貢献に応じて、比例的に配分の公正が保たれるべきであるとする正義、あらゆる個人間の相互的交渉において調整の役目をするところの正義に分けられる。次に、一般的正義がある。一般的正義とは、完全な徳、諸徳の総体ないし社会的生活にかかわるすべての徳という意味である。

     法の理念とされる正義とは、上記のうち、特殊的正義となる。一部の刑法(例...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。