〈目的〉
ゲル濾過法の原理を理解し、タンパク分子を用いて実際に実験する。
※学生実験のレポートです。
【目的】
ゲル濾過法の原理を理解し、タンパク分子を用いて実際に実験する。
【理論】
タンパク質を分子量の大きさで分ける手法。分子量の大きい順番に出てくる。サイズ排除クロマトグラフィ(Size exclusion chromatography, SEC)、ゲル浸透クロマトグラフィ(Gel permeation chromatography, GPC)ともよばれる。ゲル粒子は網目構造であり、網目の大きさが一様でないため、大きい分子はゲル粒子中に寄り道ができないため直ちに溶出、中程度の分子は適当に寄り道しながら、小さい分子はブラウン運動で網目構造の奥まで自由に寄り道しながら溶出することになる。網目のサイズによって多くの種類がある、目的とするタンパク質の分子量に応じて選択する。
≪ゲルろ過のイメージ≫
Sephadex (Pharmacia)ゲルの主な種類と特徴 種類 乾燥粒子直径(µm) ベッド容量(ml/乾燥ゲル1g) 分画可能分子量 膨潤時間(室温) 最大操作圧力(cmH2O) Sephadex G-25 fine 20~80 4~6 1,000~5,000 3 >100 Sephad...