教育相談の研究レポート
第一設題:学校カウセリングの意義、方法および今後の課題について述べなさい。
現在、学校現場ではいじめ、不登校の問題、暴力事件等の問題が多くニュースで取り上げられ、学校という教育現場では教師のほかにもカウセリングを専門とした者の知識と存在が必要とされてきている。
子どもは、教師が熱心に関わりを持とうとしても、繋がりを拒んでしまったり、中には突然、切れ始めて暴力をふるったり、物を壊すといった行動がある。教師には、このような子どもに対して、一人一人の心情を理解し、個別に適切な指導・援助を行うことにより、子どもたちの健やかな成長と発達を支援する「教育相談」、つまり「学校カウセリング」といった対人技術が必要となってきている。これは人の心の問題なので、その技術は高度であればあるほどなおのこと良いのではあるが、カウセリングの専門知識がなくとも、その人に素質があり、人生経験豊富であれば、誰にでもできると考えられるかもしれない。
しかし、近代に入り、社会の構造が複雑化する中で人々の悩みも多岐にわたり、その相談内容も多様化し、単なる素質や経験だけでは対応できないようになってき...