法学 分冊2  憲法における国民の権利と義務

閲覧数1,477
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    憲法における国民の権利と義務について考察する。

    タグ

    法学分冊2憲法権利義務日大通信

    代表キーワード

    日本大学法学

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    法学 分冊2 憲法における国民の権利と義務
    憲法における国民の権利、義務とはいったいどんなものだろうか? まず着目したいのが基本的人権である。日本国憲法において基本的人権の尊重は、国民主権(主権在民)、平和主義と並んで三大原則としている。基本的人権、すなわち人間として、あるいは国民として当然に享有すべき権利と自由を保障することは、近代憲法の眼目である。近代の個人主義は個人の尊厳をその核心においているのであり、人間社会の全ての価値の根底に個人をおき、憲法もまた、人間個人が生まれながらにして持つ自然権を法的な権利として取り入れ、国家権力をもっても侵し得ないものとして保障している。
    日本国憲法は、国民がすべて個人として尊重される(憲法13条)として、個人主義のたてまえを明らかにし、さらに人権が人間として当然にもつべきものであるという考え方をとっている(同11条・97条参照)。そしてそれは、立法を含めてすべての国家作用から保障されており、ことに裁判所の違憲審査権によって、実質的にも保護を受けているのである。その意味で日本国憲法のもとでの人権は、真に「基本的」人権の名に値するといえる。
     個人の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。