佛大の教科書・ポールラングランの生涯教育、ハッチンズ、フォール報
教育原論 試験問題
ルソー教育思想の特徴(消極教育や自然主義など)いついて述べ、、その意義や問題点を考察せよ。
* ルソーの教育に思想は2つの点から考えられる。1つ目は「消極教育で」ある。ルソ―は子共に多くの知識や大人の義務を教える教育を「積極教育」と名付けた。それに反対の教育を「消極教育」と名付けた。積極教育では子どもの本性を悪と捉えるため、教育目標は子どもの性質を根絶することだった。ルソーは逆に子どもは生まれながらにして善と捉えた。その為、本性を自然な形で教育することであり、積極的に子どもに知識を伝達することは避けるべきだと述べている。つまり、教師の子どもへの働きは消極的でないといけないとしている。
* ルソーは消極教育の基礎となるのが「自然教育」である。この教育は人間の内部的発展や脳力と器官の内部的発展は自然の教育であり、その発展をいかに利用すべきかを教えるのが人間の教育と述べている。人間が生まれつきに自然に持っている素質を開発することを主張した。その為、「社会」を敵視し、子どもを社会から引き離して教育することを 主張した。そして、個人教育、家庭教育のみを肯定している。
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