2011年度の合格レポートです。
参考にしてください
OECDが行っている生徒の学習到達度調査(PISA)で求められている能力を高める授業と評価の方法について、教えることを中心とした場合と、学習することを中心とした場合の設計手続きの違いを踏まえ、それぞれの場合における学習指導設計および評価方法を提案しなさい。
日本の現代社会は常に複雑に変化しており、教育にも影響を与えている。以前の知識伝達型であるいわゆる詰め込みによる教育が見直されるようになり、「ゆとり教育」へと変わっていった。そして現在、新学習指導要領により、「新しい学力」という子供たちが社会の中で主体となって生きていく力が重要であることが考えられている。この新学習指導要領は「生きる力」がキーワードになっているのである。
ゆとり教育により学力の低下が懸念されるようになっている。そこで、OECDの学習到達度調査(PISA)の結果を見ていくことにする。2000年~2003年のデータを比べてみると、日本の読解力リテラシー、数学的リテラシー、科学的リテラシーは低下している。この結果によりゆとり教育によって学力が低下したといわれるようになった。2009年においては前回と比べたら、上昇してい...