第1設題
50年に及ぶ戦後の同和教育史を概括し同和(人権)教育の意義と学校における同和(人権)教育実践のあり方を具体的に論述すること。
2011年度に提出して合格した最新レポートです。
あくまで参考資料としてご利用ください。
第1設題
50年に及ぶ戦後の同和教育史を概括し同和(人権)教育の意義と学校における同和(人権)教育実践のあり方を具体的に論述すること。
第一章 はじめに
21世紀となり情報化社会といわれる今日においても、まだ、世の中には人権侵害・差別事象が多く残されている。
なかでも、同和問題は、封建社会において構成された身分(士農工商)に基づく差別であり、現在もなお根強く残っているのが現実である。教育の機会均衡が保障される権利、居住及び移転の自由、就職の自由、結婚の自由などの市民的権利が侵害されていることが具体的に挙げられる。
そして、他の人権問題と同様に、同和問題にも実質的差別と心理的差別があり、その解決には教育の力が必要である。部落差別を中心とした封建的な差別を除去し、国民すべてが自由で豊かな暮らしができる社会を目指して行われる教育を同和教育といい、これについて以下に考察していく。
第二章 同和教育の意義・人権教育の意義
1.同和教育の意義
日本国憲法、第14条に、「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別さ...