2011年度佛教大学通信課程のレポートです。
「現代社会、倫理、政治・経済のうち2科目を取り上げ、それぞれから一つずつ単元と本時を設定した上で、その授業の概要を説明しなさい。」
参考:大森正・石渡延男 編著『新版 社会・地歴・公民の教育』(梓出版社、2009年)
「現代社会」「倫理」「政治・経済」のうち2科目を取り上げ、それぞれから一つずつ単元(主題)と本時を設定した上で、その授業の概要を説明しなさい。
(1)政治・経済
〔単元〕政党政治と選挙
〔単元の目標〕
国民の政治参加が政策決定に及ぼす影響や、主権者として政治参加の在り方について考察させる。
〔本時〕日本の選挙制度の現状と課題
〔本時の目標〕
各種の選挙制度の概要を学ぶ。
現在の衆議院の選挙制度である小選挙区制の長所・短所を考える。
衆議院の比例代表制について、架空の選挙結果を示し、実際にどの候補者が当選するか模擬実験をおこない、深く理解する。
参議院の選挙制度について学ぶ。
参議院の比例代表制が衆議院のそれとどう異なるか、③と同様に架空の選挙結果の分析を通して深く理解する。
日本の選挙制度の問題点を学び、その解決法を考える。
〔授業の概要〕
まず導入として、世界にはどのような選挙制度があるか問い、発言させる。そして、小選挙区・大(中)選挙区・比例代表制の概要を簡単に説明し、現在の日本の衆議院が小選挙区比例代表並立制であり、参議院は選挙区選挙と比例代表制であることを示しておく。
次に...