精神保健福祉法の意義について記せ

閲覧数3,749
ダウンロード数17
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    A判定、43/50点いただきました。
    精神保健福祉法の意義について、精神病者監護法から精神保健福祉法までの歴史的経緯に言及しつつ述べています。
    社会的隔離→医療→福祉の流れが良く書かれているかと思っています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    精神保健福祉法の意義について記せ
     精神保健福祉法は精神病院のあり方、精神障害者の支援制度、精神保健に関する各種定義、精神障害者社会復帰センター等について定められており、精神保健及び精神障害に関する中心的な法律と言える。では、この法律の意義は何かというと、ノーマライゼーションの実現や自己決定の尊重という重要な福祉理念を法的に保証した点であろう。この重要な意義について、精神保健に関する法律の歴史を紐解き述べて行きたい。

     まず19 00年に、精神障害者の保護に関する最初の法律、精神病者監護法が制定された。これは精神障害者を私宅監置(座敷牢への監禁)するための法律で、人権を無視した悲惨な監禁状況を多く招いた。これは精神障害者は危険だから隔離するという考えの法律であり、精神障害者は医療も受けられない状況であった。次に19 19年に精神障害者の医療を受けされるため、公立精神科病院を設置させる事を明記した精神病院法が制定された。しかし、予算不足で公立精神科病院は5ヶ所しか設置されなかった。次にできた法律は、19 50年の精神衛生法である。この法律により私宅監置は禁止、精神障害者は医療を受けるた...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。