【平成23-24年度】日大通信レポート イギリス文学史Ⅰ分冊1 【項目オールA評価合格】 文字数分かる原稿用紙レポート (*1マスに入れるアルファベットの数は任意。読めれば可とされます)
中世英文学において最も重要な詩人3人について述べる。
一人目は、ウィリアム・ラングランド(William Langland, 1331?-1400)である。ラングランドはシュロップシャアに生まれ、修道院の学校で教育を受けて貧しい下級僧侶となり、妻と娘とロンドンで暮らした。代表作は風刺的な寓意詩、『農夫ピアズについてのウィリアムの夢』( The Vision of William concerning Piers Plowman )である。夢に見立てた物語の中で、国王、貴族、商人、牧師、民衆を登場させ、14世紀後半の世界観、封建社会、宗教等様々な矛盾を描いた。後期中世英語の代表的な宗教頭韻詩として有名である。平易な文体と、勤勉と従順に神に仕えることを主張していた為一般民衆に広く愛された。
二人目はジョフリ・チョーサー(Geoffrey Chaucer, 1340?-1400)である。ロンドンに生まれ、1357年にエドワド三世の第三王子ライオネル公(Lionel)の夫人に仕えた。百年戦争に出兵、捕虜となったが王が身代金を支払い釈放され再び宮廷に仕えた。女官と結婚、王妃の妹の夫ジョン・オヴ・...