養護原理 「児童養護の意義と基本原理について述べよ。」

閲覧数3,860
ダウンロード数35
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    「児童養護の意義と基本原理について述べよ。」

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    児童養護の意義と基本原理について述べよ。
    1.児童養護の意義
     人間が人間らしく生きるための権利である基本的人権の保障については、我が国の憲法上に明確に規定されており、児童や高齢者、障害者も例外なく「すべての国民」に保障されている。しかし近年では、児童虐待等によって児童に保障される基本的人権はおろか、児童の命までもが脅かされている現状がある。このような被虐待児童や家庭の事情等により家庭での養護が十分に行き届かなくなった児童、また保護者の就業等により家庭での保育に欠ける児童を、保護者に代わって社会的に養育することが児童養護の持つ役割である。本論ではそのような児童養護の中でも、施設養護の意義と基本原理について述べる。
     施設養護においては、主に虐待や家庭での養護が不可能な事由により保護者と離れて暮らす児童に適切な環境を与え、児童の生命と権利を守るという役割を持つ。また入所する児童の持つ性質により、精神的・社会的なケアを併せ持った養護が行われる。特に被虐待児は、本来なら自分に対し無償の愛情を与える存在である実の親から虐待を受け、精神的な傷痕は計り知れないものであろう。またこのような精神状態に...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。