R0712 社会学概論

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    佛教大学社会学概論R0712

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    マックス・ヴェーバーの社会学の性格について述べよ。
    1.社会学の定義
    社会学は、19世紀前半にフランスのコントが初めてその名前を創作し、用いるようになった若い学問である。その為、その後も独立した科学としての方法や地位を獲得するまで非常に長い時間が必要だった。
    ドイツの社会学者ジンメルは、社会学は、19世紀に大衆が獲得した自分たちの勢力を理論的に「継承し反映する」ことを目指しているのだと述べている。啓蒙思想が広まり、一般大衆が力をもったときにはじめて、その大衆社会を説明する言葉が必要になったのである。
    社会は、一人ひとりの人間の人生よりも長く存在し、その一人ひとりの意思を越えたかたちで動くことも多い。社会は、ただ自分の周りの出来事を眺めればそれが何であるかがわかるような存在ではなく、特別な方法を考案しなければ理解することのできない未知の面をもつ存在でもある。 
    しかし、将来や未来に起こりうることは全く予測不可能ではなく、実は社会の人々の行動や思考にはパターンやルールがあることも多い。ヴェーバーは、社会的行為を、それを引き起こす動機(行為の意味)と結びつけて考察することの重要性を強調した。...

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