2011年度佛教大学通信課程,道徳教育の研究のA判定レポートです。
道徳教育の本質をしっかりと押さえられているとの評価でした。
指定テキスト以外の参考文献等は使っていません。 参考までにどうぞ。
テキスト【『道徳教育の基礎』 佛教大学通信教育部】
『「生きる力」の育成と道徳教育について述べよ』
「生きる力」という言葉は,1996年7月に出された第15期中央教育審議会第一答申で登場した。そこで,時代を超えて変わらない価値あるものを大切にし,社会の変化に的確に迅速に対応する教育を実現するために「生きる力」の育成という新しい教育の目的が提示された。
では,「生きる力」とは,何であろうか。それは,大きく3つにわけることが出来る。一つ目が自分で課題を見つけ,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,行動し,よりよく問題を解決する能力。次に,自らを律しつつ,他人とともに協調し,他人を思いやる心や感動する心など,豊かな人間性。最後に,たくましく生きるための健康や体力であう。生きる力とは,この3つの能力から成る「全人的な力」であり,「人間としての実践的な力」であり,「生きて生ための「知恵」」とも言うべきものであるとしている。
第15期中央教育審議会第1答申は,「生きる力」を育むに当たっては,⑴学校・家庭・地域社会の連携と家庭や地域社会における教育の充実。⑵子どもたちの生活体験,自然体験等の機会の増加。
⑶「生きる力」の育成を重視した学校教育の展開...