次世代DVDの主導権

閲覧数1,352
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.背景
    『三洋電機、次世代DVDで東芝・NEC陣営に参加』 日本経済新聞 2004/08/31 朝刊にこのような見出しが躍った。三洋電機は、二陣営が規格競争を続けている次世代DVD(デジタル多用途ディスク)で、東芝やNECが提唱する「HD DVD」陣営への参加を決めた。次世代DVDの主導権を巡り、ソニーや松下電器産業など日米欧韓13社が提唱する「ブルーレイ・ディスク」との競争が激しさを増してきている。
    DVDレコーダーは、デジタルカメラ、薄型テレビと共に、「新三種の神器」と呼ばれ、現在市場は急速に拡大しており、今後さらに普及していくと予想される。『今年の夏のボーナスで家電製品を購入したい人は20.2%、そのうち最も欲しいものはDVDレコーダー』民間調査会社のジーエフケー マーケティングサービス ジャパンがまとめた調査で、この様な結果が明らかになった。消費者の次世代DVDレコーダーの規格争いに対する関心は高いと予想される。
    それではなぜ規格対立が起こるのか、また企業が標準規格を追い求める動機は何なのか、標準規格を獲得した場合のメリットは何なのかを、標準規格をめぐる過去の事例を基に考察し、そこから標準規格獲得要因を抽出していく。その後、得られた知見を次世代DVDの規格競争に当てはめ、次世代DVDの今後の行方を占ってみたい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.背景
    『三洋電機、次世代DVDで東芝・NEC陣営に参加』 日本経済新聞 2004/08/31 朝刊にこのような見出しが躍った。三洋電機は、二陣営が規格競争を続けている次世代DVD(デジタル多用途ディスク)で、東芝やNECが提唱する「HD DVD」陣営への参加を決めた。次世代DVDの主導権を巡り、ソニーや松下電器産業など日米欧韓13社が提唱する「ブルーレイ・ディスク」との競争が激しさを増してきている。
    DVDレコーダーは、デジタルカメラ、薄型テレビと共に、「新三種の神器」と呼ばれ、現在市場は急速に拡大しており、今後さらに普及していくと予想される。『今年の夏のボーナスで家電製品を購入したい人は20.2%、そのうち最も欲しいものはDVDレコーダー』民間調査会社のジーエフケー マーケティングサービス ジャパンがまとめた調査で、この様な結果が明らかになった。消費者の次世代DVDレコーダーの規格争いに対する関心は高いと予想される。
    それではなぜ規格対立が起こるのか、また企業が標準規格を追い求める動機は何なのか、標準規格を獲得した場合のメリットは何なのかを、標準規格をめぐる過去の事例を基に考察し...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。