肝硬変

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    資料紹介

    肝硬変
    ■病態
     ・肝臓の線維化が進み、小葉構造が再生結節(偽小葉)に置き換わった状態

    ■症状
     (1)代償性肝硬変
      ・肝機能は比較的維持
      ・自覚症状はない
     (2)非代償性肝硬変
      ・肝機能低下
      ・黄疸、腹水、胃静脈瘤の破裂、出血、肝性脳症など
     (3)他覚症状
      ・クモ状血管腫、手掌紅斑、女性乳房化、腹壁静脈怒張(メヂューサの頭)など

    ■原因疾患
    原因 特徴 経過
       ウィルス性 感染経路
    A型 経口 一過感染、永久免疫 ときに重症化
    B型 血液・体液 ・成人では一過性
    ・母子垂直感染でキャリア化 キャリアの一部で慢性化
    C型 血液 ・30%は一過性
    ・70%でキャリア化 ・キャリアで慢性
    ・発生率高い
    D型 血液・体液 HBV感染者のみ感染
    E型 経口 一過性
    薬剤性 (1)中毒性:薬剤自体の活性代
    謝物が肝細胞を破壊する
    (2)アレルギー性:生体の特異
    体質に基づく過敏性反応 ・時に重症化
    ・薬物の排出により軽快
    アルコール性 ・長期にわたるアルコールの
    過剰
    ・持続的摂取に基づく肝障害 アルコール依存症
     ・禁酒により可逆的変化
     ・肝硬変への移行
    自己免疫 ・本来、細菌、ウィルスなど
    の異物を排除しようとす
    る力
    ・中年女性に多い 自己抗体が陽性
     ・肝細胞障害が強い
     ・肝硬変への移行
     ・原因の中で肝炎ウィルスが最も多く、次にアルコール性が多い
     ・その他、慢性胆汁うっ滞、代謝性肝疾患
     ・臨床的には、肝細胞機能不全、門脈圧亢進症、門脈-大循環短絡路(シャント)形成の病
    態を伴う

    ■肝硬変の重症度
     ・Child(チャイルド)-(-)pugh(ビュー)分類
    1点 2点 3点
    血清ビリルビン
    (㎎/dl) <2.0 2.0~3.0 >3.0
    血清アルブミン(g/dl) >3.5 2.8~3.5 <2.8
    腹水 なし 容易に治療可 治療困難
    精神神経症状 なし Ⅰ~Ⅱ度 Ⅲ~Ⅳ度
    プロトロンビン時間活性値(%) >80 50~80 <50
    プロトロンビン時間延長(秒) 1~4 4~6 >6
    ・合計点数 グレードA:5~6点    各評価の点数を合計し、点数が高い程進行してい
          グレードB:7~9点    ることを示す
    グレードC:10~15点

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    看護医療疾患検査肝臓肝硬変

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    肝硬変

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    肝硬変

    ■病態

     ・肝臓の線維化が進み、小葉構造が再生結節(偽小葉)に置き換わった状態
    ■症状

     (1)代償性肝硬変

      ・肝機能は比較的維持

      ・自覚症状はない

     (2)非代償性肝硬変

      ・肝機能低下

      ・黄疸、腹水、胃静脈瘤の破裂、出血、肝性脳症など

     (3)他覚症状

      ・クモ状血管腫、手掌紅斑、女性乳房化、腹壁静脈怒張(メヂューサの頭)など
    ■原因疾患

    原因

    特徴

    経過

       ウィルス性

    感染経路
    A型

    経口

    一過感染、永久免疫

    ときに重症化
    B型

    血液・体液

    ・成人では一過性

    ・母子垂直感染でキャリア化

    キャリアの一部で慢性化
    C型

    血液

    ・30%は一過性

    ・70%でキャリア化

    ・キャリアで慢性

    ・発生率高い
    D型

    血液・体液

    HBV感染者のみ感染
    E型

    経口

    一過性
    薬剤性

    (1)中毒性:薬剤自体の活性代

    謝物が肝細胞を破壊する

    (2)アレルギー性:生体の特異

    体質に基づく過敏性反応

    ・時に重症化

    ・薬物の排出により軽快

    アルコール性

    ・長期にわたるアルコールの

    過剰

    ・持続的摂取に基づ...

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