心不全

閲覧数2,529
ダウンロード数21
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    心不全
      ○病名ではなく、心臓がポンプとしての役割に変調をきたした状態
      ○すべての心疾患が最終的に到達する病態

    ■病態
     ・心筋の収縮力低下のため心拍出量が低下し、全身の代謝需要に対して適切な血液(酸
    素・エネルギー)を供給できなくなる状態
     ・左心不全は左室駆出機能が低下し、前負荷を増加させ心拍出量を維持しようとした結
    果左室拡張終期圧が上昇する
     ・右心不全は右室の心筋収縮力が障害を受け、静脈系にうっ滞がおこり浮腫や肝腫大を
    生じる
     ・左心不全が重症化すると、肺循環にうっ血をきたす。左心不全によって肺動脈圧が上
    昇し、それが右心室への負荷になり右心不全を併発する
     ・右心不全は右心室の心筋梗塞や慢性肺疾患、肺血栓塞栓症などにより単独で発症する
    場合もある

    ■原因
     (1)心不全への移行
    ・心臓は外的なストレスに対し、心肥大、リモデリング(再構築)、修復・防御がからみ 
     あい機能を維持しようとする。心筋がサイズを大きくするが更なる負荷の増大で限
    界が破られ代償機能が破綻する
     (2)心機能の生理学的因子
      ①心筋の収縮力
       ・心不全はまず心筋が損傷され、収縮力が減少し、心拍出量が必要以上に低下し
    た場合に生じる
      ②前負荷
       ・心筋が収縮する直前の拡張終期に心室筋に加えられている負荷のこと
       ・ナトリウム(Na)、水分貯留が前負荷に影響する
      ③後負荷
       ・収縮期において心室から大動脈に血液を拍出する際に心室筋に加わる負荷のこと
       ・交感神経が大きな役割を果たしている
     (3)主な病因
       ・冠動脈疾患、高血圧性心疾患、弁膜症、拡張型心筋症
       ・まれに肥大型心筋症、拘束型心筋症、収縮性心膜炎、高心拍出性心不全

    タグ

    看護医療疾患検査心不全

    代表キーワード

    心不全

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    心不全

      ○病名ではなく、心臓がポンプとしての役割に変調をきたした状態

      ○すべての心疾患が最終的に到達する病態
    ■病態

     ・心筋の収縮力低下のため心拍出量が低下し、全身の代謝需要に対して適切な血液(酸

    素・エネルギー)を供給できなくなる状態

     ・左心不全は左室駆出機能が低下し、前負荷を増加させ心拍出量を維持しようとした結

    果左室拡張終期圧が上昇する

     ・右心不全は右室の心筋収縮力が障害を受け、静脈系にうっ滞がおこり浮腫や肝腫大を

    生じる

     ・左心不全が重症化すると、肺循環にうっ血をきたす。左心不全によって肺動脈圧が上

    昇し、それが右心室への負荷になり右心不全を併発する

     ・右心不全は右心室の心筋梗塞や慢性肺疾患、肺血栓塞栓症などにより単独で発症する

    場合もある
    ■原因

     (1)心不全への移行

    ・心臓は外的なストレスに対し、心肥大、リモデリング(再構築)、修復・防御がからみ 

     あい機能を維持しようとする。心筋がサイズを大きくするが更なる負荷の増大で限

    界が破られ代償機能が破綻する

     (2)心機能の生理学的因子

      ①心筋の収縮力

       ・心...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。