2011年版★佛教大学通信教育課程レポート
一発合格です。
OECDが行っている生徒の学習到達度調査(PISA)で求められている能力を高める授業と評価の方法について、教えることを中心とした場合と、学習することを中心とした場合の設計の手続きの違いを踏まえ、それぞれの場合における学習指導設計および評価方法を提案しなさい。
PISAはOECD(経済協力開発機構)が実施している国際的な学習到達度調査で、15歳を対象に3年ごとに実施されている。PISAで求められている学力とは、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーである。2009年のPISAの結果において、日本の学力は、読解力、数学的リテラシーで国際的に上位グループにある。2006年度調査と比較すると、読解力は平均得点が前回より大幅に上昇し、全参加国中の順位も上昇した。数学的リテラシー、科学的リテラシーも平均得点が前回よりも上昇したが、統計的有意差はない。以上の結果から、読解力を中心に我が国の生徒の学力は改善傾向にあり、読解力については必要な情報を見つけ出し、取り出す事は得意だが、それらの関係性を理解して解釈したり、自らの知識や経験と結び付けたりする事がやや苦手であることが分かった。以上を踏まえ、こ...