近大姫路大学通信教育学部の合格レポートです。
学習の参考資料として活用お願いします。
設題2.学力観の共通理解にはどのようなことが大切か。
日本の今日の学校教育は、自系支配、空間支配という強い支配を受けてがんじがらめになっている。本来教育とは、様々な一人一人の個性が違う中で、それを生かした学びになっていかなければならない。分かり方のスピードも準備も違う子ども達が一斉指導の下に同じように教えられ、学年が変わると一斉に新しい教科書になってしまう。学習でつまづきがみられるものは学年が進むにつれ、そのつまづきはより大きくなっていき、画一化ということ以上に学校教育そのものが形骸化、形式化していくことに大きな問題がある。
日本の学校教育は、4K化(画一化、硬直化、形骸化、官僚化)、4K主義(形式主義、権威主義、管理主義、効率主義)で表わされる。時系支配も空間支配もこの4K化、4K主義のもとでますます強められていっている。これを改めるためには、本当の学力とは何か、新しい学力とはどういうものを生み出さねばならないか、学力観の共通理解を得る必要がある。
そこで重要になるのが「知る」から「わかる」への教育の転換である。つまり、教え、教わるというメカニズムではなくて、学ぶ、探求するとい...