教育における個(個人・個性)と集団の関係について

閲覧数1,755
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員1,650円 | 非会員1,980円

    資料紹介

    大学院でのレポートです。道徳教育でのレポートですが、原理や方法においても活用できるかと思います。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    教育における個(個人・個性)と集団の関係について
    1.はじめに
    新自由主義が浸透している現代社会。「現代の個人は、自分の不安や苦悩をすべて自分自身のレヴェルで解決されなければならないという『強制的自己決定』の状況におかれているのだ。」と、ジグムント・バウマンが述べているように、私たちは、個人化社会の中で自己責任を問われながら、毎日を生活している。
    では、具体的に、新自由主義がもたらす影響と現状を、折出健二氏の以下の言説をもとに確認してみたい。
    「1990年代に入って市場原理を核とする新自由主義が教育の分野にまで拡張され、学校や地域社会に、そして子どもと教師・保護者に影響を及ぼしてきている。その中身は、関係性の破壊であり、そのことから人間性のゆがみ・被抑圧状態である。新自由主義とは、一方では『財力』『能力』『競争力』を駆使して自分のために自由競争社会を生き抜く人びとを生み出すとともに、他方では、文化的な生活水準を脅かされ医療・福祉の保障を奪われ、ついには自暴自棄になるか、自死の道を選ぶしか『自由』は残されていない人びとをも生産する。それほどに、きわめて冷酷な非・人間化の社会である。」
    さ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。