国語科教育法Ⅳ【日本大学通信教育・国文学・合格レポート・2012】

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    資料紹介

    課題内容
    国語教材に於ける不易流行の視点から、伝統的教材観と、新時代に対応した新たな教材の可能性についてそれぞれ論じなさい。

    なお、当方、2013年採用の教員採用試験に合格しました。お買い上げいただいた方でご希望であれば、簡単にではありますが、採用試験におけるアドバイスもさせていただきます。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    現代の日本では、社会や他者の存在をないがしろにし自己の存在ばかりを強調する個人が増え、他者と共同し社会のなかで主体的に生きる意識がなくなりつつある。斎藤孝は、「コメント力」「段取り力」「まねる盗む力」の三つの力の形成をもとに、子どもたちに社会のなかで動ける身体と使える言葉を育成していくことが重要だと述べている。それは、豊かで多様な社会を目指す優れた文化としての言葉の育成、洗練された豊かなコミュニケーションの中の言葉の育成という側面もあるだろう。これらを鑑みれば、中等教育では、中学校は社会の一員としての自覚と意識を持ち始める時期、高校は自分の将来を具体化し始める時期であることを念頭に置いた上で「生活に必要な言語能力の育成」「言語文化の享受と創造」という本質を持つ国語教育をしっかりと教えていかねばならない。
    「A話すこと・聞くこと」では、社会を築き上げていく能力の向上が大きなねらいであるといえよう。中学校では、集団においての関係づくりを意識した上で、他者と互いに理解し合い協働で思考することでコミュニケーション能力を向上させることが重要である。そのためには、コミュニケーションに際しての5W1...

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