フランス文学 19、20世紀に書かれた作品を読んで、その中で恋愛のテーマがどのように描かれているか論じる。[ボヴァリー夫人]

閲覧数5,412
ダウンロード数44
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    慶應義塾大学レポートにて、A判定を頂いたものです。フローベール著の「ボヴァリー夫人」の中で恋愛のテーマがどのように表現されているかを論じています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    [フランス文学]
    19、20世紀に書かれた作品を読んで、その中で恋愛のテーマがどのように描かれているか論じなさい。
    <序>
     フランス文学は愛をテーマにした傑作が多いことが広く知られているが、そこで描かれる愛とは単に幸福で正当な愛とは限られていない。私は数ある名作の中からフローベール作の『ボヴァリー夫人』を読み、その中で恋愛のテーマがどのように描かれているかを論じようと思う。本論では人物の「視線」から読み解く恋愛について考え、女と男たちの関係を追っていくことにする。ついては私自身の感性を大切にしたいと考える為、参考文献はあくまでも参考にとどめ置き、影響を受けすぎることなく自身の感じたものを正直に述べるよう注意していきたいと考えている。
    <第一章:『ボヴァリー夫人』とフローベール>
     まず『ボヴァリー夫人』のあらすじについて、簡潔に解説したい。物語は後に結婚して「エンマ・ボヴァリー」所謂タイトルにある「ボヴァリー夫人」の夫となる「シャルル・ボヴァリー」が中学に編入してくるところに始まり、彼の育ちや両親のこと、医師になるまでの日々、前妻との関わり、そしてエンマと出会い結婚するまでをシャルル...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。