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『「生きる力」の育成と道徳教育について述べよ。』
「生きる力」は、第15期中央教育審議会第一次答申により、社会変化が著しい中でも的確にかつ迅速に対応しながら、「時代を超えて変わらない価値あるものを大切にするとともに、社会の変化に的確かつ迅速に対応する教育」を実現するために提示したものである。「生きる力」とは、「全人的な力」であり、「人間としての実践的な力」であり、「生きていくための知恵」の三つの能力から成るものである、と言うべきものであった。生きる力を「ゆとり」の中から育成し、個性を生かす教育をしていくねらいであったが、ゆとり教育の実施に伴い公立学校は週5日制になり、授業時間の減少、教育内容の三割削減など学力の低下が危惧されることになった。そこで、学校のみならず、家庭、地域社会との連携の下、確かな学力の育成を充実させることを求め、「生きる力」を「確かな学力」と「豊かな学力」と「健康・体力」という三つの能力から成る「全人的な力」と再定義した。「生きる力」の三つの能力を以下に示す。
①自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する能力。(確かな学力)...