ヒトの神経回路の仕組み

閲覧数1,520
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    神経細胞の神経繊維のある部分に興奮が生じると、そこを中心として、両側の軸索を伝わるように、興奮が伝導されていく。
    その興奮の伝導は、無髄神経繊維においては、軸索に沿って、順に伝わっていくが、
    有髄神経繊維においては、髄鞘が絶縁体としてはたらくため、ランビエ絞輪から、次のランビエ絞輪へと跳び越えて伝わる。これを跳躍伝導という。
    こうして、伝わった電気信号、すなわち興奮が、次の神経繊維とのシナプスにくると、神経繊維の末端から、アセチルコリンなどの化学物質、すなわち、神経伝達物質が分泌され、それが隣接する神経細胞を刺激して、興奮を発生させる。
    このように、興奮はシナプスを介して、ある細胞から次の細胞へと伝達される。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ① 神経細胞のつくり
    神経細胞はニューロン(神経単位)ともいい、突起を持った細胞である。
    核のある部分を細胞体といい、長く伸びた突起を神経繊維(もしくは軸索)といい、
    短い枝分かれした突起を樹状突起という。
    脊椎動物の神経繊維は、ふつう、髄鞘でおおわれており、ところどころ、ランビエ絞輪とよばれる、ところどころ神経繊維の表面が裸出した髄鞘のくびれ部分がある。
    このような髄鞘でおおわれた神経繊維を有髄神経繊維といい、髄鞘を持たない神経繊維を無髄神経繊維という。
    また、神経繊維の末端は、ほかの神経細胞や受容器細胞、あるいは効果器の細胞とわずかな隙間を介して接しており、この部分をシナプスという。
    ② ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。