診察時の援助
治療・処置時の対象者の理解と看護者の役割と責任
健康に障害をきたし医療機関を訪れた人は、医師の診断後さまざまな治療処置を受けることとなる。この治療・処置はそれ自体が患者の心身に苦痛を与えるものも少なくない。患者が治療・処置を納得して受けることができ、主体的に行動できるように支えていくためには、看護者の役割が重要となる。
1.わかりやすい説明
治療・処置を受ける患者にあらかじめ担当医師より目的や必要性、方法や副作用、合併症についての説明がされる。しかし疾患や治療等に関しての不安を抱いている患者にとっては、医師の説明を理解することが困難であることも多い。看護者は医師の説明の場に...