ピラミッドはどのように誕生し、展開したか

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    資料紹介

    ピラミッドはどのように誕生し、展開したか?
    という課題に対して、提出したレポートです。出席をとる授業で、出席日数3回で、最高のS評価をいただきました。
    最終授業では、このレポートを見本として授業が進められた自信作です。
    内容の一部
    目的
     ピラミッドの成立過程と、その後の展開を略述し、その上で考察を行っていきたい。

    (1)ピラミッドまで
     その思想的起源は、創世神話の「果てしない水の中に最初の陸地が浮上し、そこに創造神=太陽神が出現した」に描かれる最初の陸地、「原初の丘」、「ベンベン石」に遡ることができる。アビュドスにある第1王朝の神殿と墳丘をもつ「葬祭複合体」もそれを象徴する。一方で、ピラミッドの技術的背景には、サッカラに造営された第1王朝時代の貴族の墓がその起源となる。墓は玄室と倉庫をもち、長方形の墓穴の上に日乾しレンガを重ねた直方体のもので、マスタバと呼ばれる。第2王朝時代に成ると従来の半地下構造に盛り土をする墓から、地下構造をもつ墓がサッカラ等に作られ、最後の王カーセケムウイは大墳丘が築いた。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ピラミッドはどのように誕生し、展開したか?
    目的
     ピラミッドの成立過程と、その後の展開を略述し、その上で考察を行っていきたい。
    (1)ピラミッドまで
     その思想的起源は、創世神話の「果てしない水の中に最初の陸地が浮上し、そこに創造神=太陽神が出現した」に描かれる最初の陸地、「原初の丘」、「ベンベン石」に遡ることができる。アビュドスにある第1王朝の神殿と墳丘をもつ「葬祭複合体」もそれを象徴する。一方で、ピラミッドの技術的背景には、サッカラに造営された第1王朝時代の貴族の墓がその起源となる。墓は玄室と倉庫をもち、長方形の墓穴の上に日乾しレンガを重ねた直方体のもので、マスタバと呼ばれる。第2王朝時代に成ると従来の半地下構造に盛り土をする墓から、地下構造をもつ墓がサッカラ等に作られ、最後の王カーセケムウイは大墳丘が築いた。
    (2)最初の階段ピラミッド
     第3王朝のジェセル王は、最初のピラミッド、階段ピラミッドを造営した。ピラミッド近くには、北に葬祭殿、東に王宮、及びセド祭用の神殿、南に「南墓」が築かれ、階段ピラミッド複合体と呼ばれる。「南の中庭」には境界標識があり、セド祭の中庭のエジプト各地...

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