【設題1】乳幼児の子育てをしている親の心理をベースとして、その支援について述べよ。
ここ数十年にわたり、核家族化が進んでいる。2021年の国勢調査によると児童のいる世帯のうち82.6%が核家族世帯であり、1989年の核家族世帯の割合が69.5%だったことを考えると上昇傾向にあるといえる。また、児童のいる世帯における母の仕事の状況をみると「仕事あり」の割合は75.9%であり、上昇傾向が続いている。「専業主夫」という言葉が世間に広まったり、性別にかかわらず企業で働く人に向けた育児休暇の理解が進んでいたりと家族内での役割が多様化している一方で、仕事をしている両親(または片親)とその子どもという世帯構造が一般的であるといえる。さらに、この核家族の親自身もまた子どものときに親と子のみの核家族で育ってきた可能性もあり、今後もこのような世帯構造の割合が増えていくと予想される。このように核家族が増えている中で懸念されるのが、親などの養育者が子育てをしていくにあたり困りごとが発生した場合、どこで誰に相談すればよいかわかりづらいということである。本レポートでは、子育ての冒頭部分であるともいえる乳幼児...