2023年度の佛教大学通信の宗教文化の合格済みリポートと科目最終試験です。リポート作成の参考にしてください。
宗教文化レポート
設題:鎌倉仏教(諸宗)の特徴について、各祖師の主張、背景となる仏教思想、文化史的な流れ
などを踏まえて論述しなさい。
仏教は約2500年前のインドの地にて釈迦が開いた宗教であるが、その後何百年もかけてたの国々に伝わり、日本にも飛鳥時代ごろに伝わった。仏教が伝わった後も、国内でなお仏教は多様な変化を遂げていった。中でも鎌倉時代は、旧仏教が政治と癒着し腐敗しはじめたり、末法思想の影響により、社会的にも政治的にも新しい仏教が民衆から求められた。そんな中で生まれた鎌倉仏教は、これまでの貴族が中心として信仰していた仏教に比べて、より民衆に寄り添った仏教観といった特徴を持っている。鎌倉仏教によって「外来仏教であった仏教が、日本人の実生活と結びつくようになった。」1とも言える。法然が開いた浄土宗、親鸞の浄土真宗、一遍の時宗、道元の曹洞宗、栄西の臨済宗、日蓮と日蓮宗はそれぞれ民衆に寄り添った鎌倉仏教ではあるが、各仏教の特徴や、祖師の主張は異なる。本レポートでは、それぞれの鎌倉仏教(諸宗)の特徴について、各祖師の主張、背景となる仏教思想、文化史的な流れを踏まえてまとめていく。またこれ...