慶應通信 経済学

閲覧数132
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    慶應義塾大学通信教育課程 経済学の合格レポートです。このままの提出は、ご自身を守るためにも絶対にやめてください。このレポートを参考に、ご自身の文章に置き換えていくことをおすすめいたします。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    選択番号2
    はじめに
    課題文の主張は、国民所得による貯蓄の増大と、限界貯蓄性向の増加や基礎消費の減少による基礎貯蓄の増加という二つの意味を混合している点で問題がある。
    確かに、前者の国民所得による貯蓄の増加は望ましいことであると言えるが、後者の限界貯蓄性向の増加によって同じ国民所得を維持できるだけの貯蓄の量が増えることは問題となる。このような形の貯蓄の増加はかえって国民所得水準を低下させるため、人々を貧困にすると言える。このレポートでは、上記を説明するために学説史的に問題の主張がどのような意味を持つのかを解説する。その上で、ケインズ派の理論における国民所得と貯蓄の関係性についてモデルを使った説明を行い、貯蓄の増加の二つの意味について解説する。最後に、それを踏まえてより詳細な主張を行いたい。

    2.学説史による背景
    課題文の主張は、貯蓄の効能を説く意味で、古典派的な主張と言える。アダム・スミスは、『国富論』において「一国の富(生活水準)を向上させるには分業と節約が重要だ」と主張した。二つの内の節約とは、消費の抑制のことであり、今回の文脈で言うならば貯蓄に相当する。節約、つまり貯蓄を行え...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。