多数者への同調や権威者への服従についての解説

閲覧数537
ダウンロード数11
履歴確認
更新前ファイル(1件)

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    レポート作成の参考になれば幸いです。
    A6108 (認定科目名:心理学入門)  2020年度 佛教大学 テキスト履修 

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.多数者への同調とは 

    多数者への同調とは、「多くの人がそう行動するのならば、それが正しいだろう」と周りに合わせようとする心理状態のことである。
     橋本は「サークル,クラス,遊び仲間,会社の部署など,これらは異なる目的や機能をもつ集団だが,それぞれの集団には特有のルールや行動様式,価値観がある。集団の多数が実際にあるいは表面上承認しているルールや価値観を集団規範と呼ぶ。成文化されていようが,暗黙のものだろうが,集団規範はメンバーにとっての枠組みであり,メンバーは自分の意見や行動を規範に一致させることが期待されている。」と述べている。(2000,心の理解を求めて,p.171)
    周りの意見に同調するということは、人間関係を円滑にできることや、集団での意思決定をスムーズに行うことができるというメリットがある。しかし、同時に同調するということのデメリットも存在する。災害や事故、または危険な状況に遭遇した際、周囲の判断や行動を伺って、誤った判断や避難の遅れに繋がることもあるのである。
    実際に、平成15年2月18日に韓国の地下鉄で、約200人の犠牲者が出た「韓国地下鉄放火事件」という事件が起き...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。