【課題】
1、小学校家庭科における実習の意義について説明しなさい。また実習を行うと、効果的だと考えられる指導例を考え具体的に述べなさい。
2、小学校家庭科の評価の観点と趣旨について簡単に説明しなさい。また、自己評価の意味について説明しなさい。
【講評】
1、意義についてはテキストP70~P72も読んでおいてください。指導例は材料や手順の例をあげ、さらに考えていってください。
2、評価の観点はよく書けています。趣旨は新学習指導要領を読みまとめておいてください。自己評価については良くまとめられています。今後に生かしていきましょう。
〇2021年に作成し、一発で合格したレポートです。テキストを読み込む以外に、自分で具体的に指導を考えなくてはいけない要素が多く、時間を要しました。ぜひ参考にしてください。
(1) 小学校家庭科における実習の意義について以下に述べる。
まず一つ目は、日常生活において必要とされる技能を体を使って感じて、考えることができるという点である。教室で席について学ぶ座学では、たとえ知識として学習することはできてもそれだけで実践できるかというと、かなり難しいものである。体で覚えるという言葉の通りになるまで一つのことを繰り返し習熟することはなくとも、やったことがあるという経験は今後の生活において重要な経験値となる。
どのような技術が身に付くかということではなく、何の体験をしたという記憶があるという点に意義がある。
次に、学校の授業として行われることにより、他の子どもと共に活動することで友達と自分を比較して、自分はどの程度できるのかということを理解することができるという点も実習の大きな意義の1つである。グループに分かれて行う調理実習などは、自分の作業の順番が回ってくるまでに友達の様子を見ることができるため、それまで頭の中でイメージを作ることができる。
また、広義のものとして今後生活していく上での、問題解決の選択肢が広がるということが挙げられる。そのために、自習の結果...