佛教大学のS5523、初等教育内容体育の合格レポートです。
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小学校段階における体育科の授業実践のポイントについて考えを述べなさい。その際、学年の系統性や各運動領域の特性を踏まえて記述すること。
教育基本法や学校教育法では体育科において、「体育という教育方法上の原理を明らかにするもの」、また「教材として体育を中心とする学校体育の効果的な実践に必要な方法上の原理を明らかにする学問」と定められている。このように、各教科ごとに学習指導要領を法律に基づいて定めているが、従来のものから現在の学習指導要領になるまでには、時代の変化や考え方の変化から、改訂を繰り返してきた。もちろん体育科も時代の変化と共に改訂されてきている。
昭和24年の試案では、体育科は軍隊を構成するものではなく、運動を発達刺激としてとらえて児童に指導することが軸だと協調していた。昭和28年では、学習するべき内容をはっきりとさせるという視点から指導内容が考えられていた。昭和33年では、指導を効果的に行うことに重きを置くようになったことから、各運動の技能の構造に着目して内容が作成されていた。昭和43年には、学習の目標を達成することに重きを置くようになってから、運動の本質的な特徴に着目して内容...