2018年度-2019年度佛教大学通信教育課程の合格リポートです。すべてAもしくはB判定を受けています。
科目コードが違っていても設題が同じであればお役に立てると思います。あくまで参考程度になされますようお願い致します。
設題:テキスト『古代地中海の歴史』について。 古代地中海世界はどのように形成、発展したのか。また後世にどのような影響を与えているといえるのか。テキスト全体を意識しながら論じなさい。
テキスト『古代地中海世界の歴史』について。
古代地中海世界はどのように形成、発展したのか。また後世にどのような歴史的影響を与えているといえるのか。テキスト全体を意識しながら論じなさい。
古代地中海世界は、東のオリエント世界・西のギリシア世界・南の北アフリカ沿岸部の3つに大別される。この地域において、前4000年紀頃より約4000年にわたって大小様々な文明が興亡を繰り返し、衝突と融合を繰り広げた。以下より、3つの世界について概要を記す。その後、歴史的影響のあった事象について述べていく。
オリエント世界は大きく2つの地形に分けることができる。1つは、メソポタミア文明とエジプト文明のような文明が自生する地域である。ティグリス川及びユーフラテス川やナイル川等の大河が近くに存在している。
メソポタミア文明ではシュメール系・セム語系・印欧語系の民族が入れ替わり立ち替わり勢力を伸ばし、その過程で混合していった。しかし、シュメールの言語や神話は伝統として保存されている。
エジプト文明は王朝の交代を経験しながらも繁栄を続けたが、前1000年頃を境に異民族の侵入や鉄器時代に対応できなかったことから衰退の...