佛教大学 Q5105 西洋史概論 第2設題 リポート

閲覧数4,565
ダウンロード数49
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    ☆2023年度も「参考になった」とのお声を複数寄せていただきました☆
    2020年度佛教大学通信教育課程リポートです。
    科目コードが違っていても設題が同じであればお役に立てると思います。あくまで参考程度になされますようお願い致します。

    設題:テキスト『茶の世界史--緑茶の文化と紅茶の世界史」について。ヨーロッパに紅茶文化が果たした役割や与えた影響について、その歴史的背景を意識しながら論じなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    テキスト『茶の世界――緑茶の文化と紅茶の歴史』について。
    ヨーロッパに紅茶文化が果たした役割や与えた影響について、その歴史的背景を意識しながら論じなさい。

    ヨーロッパの書物に茶に関する記事が初めに出てくるのは、1545年頃、イタリア人ラムージオの『航海記集成』の中である。そこでは茶は薬として扱われている。また60年頃、中国を訪れたポルトガル人宣教師のダ=クルスは、茶は客をもてなす際の飲み物であると述べている。さらに96年、オランダのリンスホーテンは、『東方案内記』で日本の茶の湯について触れている。この書物から、ヨーロッパにとって日本の茶は単なる飲料や薬に留まらず、独特な神秘的な文化であるとされていることが示唆される。明朝に仕えたマテオ=リッチも中国と日本の茶の飲み方の違いを主張した。これをきっかけにヨーロッパは東洋から茶を輸入し始めたのである。
    1610年、オランダ東インド会社が初めて茶の実物をヨーロッパに持ち込んだ。それは日本の緑茶だった。茶の文化は、当初は高級な輸入飲料としてオランダの上流階級に受容された。17世紀中ごろ、オランダは得た茶をさらにイギリスへと輸出した。イギリスも1...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。