「教育課程論」 設題1 学習指導要領の変遷と特色について

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    設題1 学習指導要領の変遷と特色について説明し、平成20年(2008)年度改定の学習指導要領における指導の重点について論じなさい。

     学習指導要領は、日本のどの地域で教育を受けても一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省で学校教育法などに基づき各学校でカリキュラム(教育課程)を編成するときの基準を定めたものである。いつ、何を学ばせるかを定めている学習指導要領が現在の内容に至るまでの変遷と特色について下記に述べる。

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    教育課程論
    設題1 学習指導要領の変遷と特色について説明し、平成 20 年( 2008 )
    年度改定の学習指導要領における指導の重点について論じなさい。
    学習指導要領は、日本のどの地域で教育を受けても一定の水準の教育
    を受けられるようにするため、文部科学省で学校教育法などに基づき各
    学校でカリキュラム(教育課程)を編成するときの基準を定めたもので
    ある。いつ、何を学ばせるかを定めている学習指導要領が現在の内容に
    至るまでの変遷と特色について下記に述べる。
    日本における学校教育の歴史は、藩校による儒学中心の武士教育や寺
    子屋における読み、書き、算術を学ぶ庶民教育を基礎に、明治 5 年の「学
    制」の交付にともない「小学校教則」が出され教育課程が規定されたの
    が始まりである。それは、課程を終了することを試験で確認し、合格す
    ると進級する制度を採用したという特色がある。実際の内容を履修・習
    得したかを進級の基準とする「履修主義」が中心であった。
    明治 12 年に、「教育令」が出され、翌年の改正では「修身」が最初に
    置かれ重視された。明治 14 年には今日の学習指導要領の原型というべ
    き...

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