教職概論_第1分冊_評価A

閲覧数2,709
ダウンロード数14
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    玉川大学通信教育部「教職概論」第1分冊
    2017年レポート課題(評価A)
    ≪略題≫3つの教職観
    ≪課題≫3つの教職観(1、「聖職」2、「労働者」、3、「専門職」)についてそれぞれ説明しなさい。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    教職を捉える観点は、一般的に「聖職者論」「労働者論」「専門職論」の3つに示される。これらの3つの観点はどのようなものなのか、また、それぞれの観点から見た教職の意義を述べていく。

     まず教職を聖職とする「教師聖職者論」から述べていく。現実的に考えれば、教員が聖職者ではないことは明らかである。しかしなぜ今でも「教師聖職者論」が根強く残っているのだろうか。

    そもそも教師が聖職者と言われるようになったきっかけは、一般的に戦前の天皇と教育勅語の関連であるとされている。神聖な天皇が記した教育勅語は「聖諭」とされ、そして「聖諭」を成し遂げる役目を務める教員も聖なる職業、すなわち「聖職」とされたのだ。しかしこの考えだけで教師を聖職者とするのは厳しく、そもそも戦後、教育勅語が廃棄されたと同時にこの観点も無くなるはずだ。

    そこで次に、教育勅語の「有徳な人を育てる」という概念から見てみる。教育勅語の具体的な内容は、徳を有する人づくりだ。これに基づいて児童生徒に教育することを教師の使命とした。そしてこれは生徒だけでなく、天皇にも教師にも向けられたものだった。このようなことは、教育勅語より前に発布された「...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。