発達とはどういうことか。発達についての考え方の変遷を踏まえて、発達とはどういうことかについて考え、最終的には「生涯発達心理学」という考え方が出てきた経緯について説明した内容
発達とはどういうことか。発達についての考え方の変遷を踏まえて、発達とはどういう
ことかについて考えなさい。最終的には「生涯発達心理学」という考え方が出てきた経緯
について説明しなさい。
発達とは、「受精から死亡にいたる時間の経過の中で、個体が環境との相互作用を繰り返しながら、心身の構造や機能を連続的にまた漸進的に分化・統合してより有能に、より複雑に変化することである」(平山・鈴木 1993)とされている。例えば、からだの大きさで発達を見た時、生まれたばかりの赤ちゃんは、身長50cm前後の体重3000g位から、数か月や数年経つと身長も体重も大きく変化をして数字によって変化をするので発達がわかる。また、数字として表すことができない発達としては、例えば、寝返り、はいはい、など運動機能、言葉を覚えて、文章をつくり出すなどの学習機能も同様の発達である。つまり、胎児期、乳児期、幼児期、児童期、青年期と過程を経て、人間としての完成形が成り立っており、発達は心身だけではなく、機能も進化していくなどの上昇的変化を発達と捉えていた。この発達は成長と同じで、大人になると身長などは一定の値で止まり、運動機...