Q0705国際政治学の科目最終試験6題セットです。
2017年に90点で合格しました。教科書・レポートに基づいて覚えやすく作成しています。
➀国際政治におけるレジームの機能と役割について具体例を挙げて論じなさい
➁グローバリゼーション対応型国家について論じなさい
➂現代世界における伝統的リアリズムの基本命題の妥当性について論じなさい
➃冷戦および米国の覇権と関連付けて、ブレトンウッズ体制について論じなさい。
➄経済のグローバル化を促した要因について論じなさい
➅以下の事例の中から一つを選択してグローバルレベルの国際秩序の模索について論じなさい(貿易・通貨金融) ※貿易を選択
科目最終試験の作成においては「段落をはっきりさせて分かりやすくまとめること」、「教科書に基づいて書くこと」、「最低でも800文字以上でまとめて解答用紙の7~8割は埋まるようにすること」を意識していました。
➀国際政治におけるレジームの機能と役割について具体例を挙げて論じなさい
国際的相互依存論で指摘された国家・社会間の細い糸の動きには一定のパターンが見られる。また、これが枠組みとして国家の行動を制約するとの見方が有力になっている。この見方を体系化したものが国際レジーム論である。国際レジームは「様々な問題領域におけるルールのセット」であると定義され、このような国際レジームは国家の行動を制約する役割を果たすとされる。具体的には「IMFを中心とする国際金融体制」、「WTOなどにより運営される自由貿易体制」、「NPTに基づくNPT体制」などが挙げられる。なお、国際レジームは抽象度の高い順に「原則」、「規範」、「ルール」、「政策決定手続」の4つのレベルから構成されている。また、各国が国際レジームを形成する理由としては、「国際関係では原則やルールを強制できるような世界中央政府が存在しないために、各国が最悪の事態に備えようとし、その結果、国際社会全体としてみた場合には必ずしも最適な選択肢が得られないこと」、「国際レジームがあることで各国が国際レジームのルールを順守して行動することが期待され、他国の行動...