<道徳教育の指導法(小学校) 1単位目>
課題①:現行の「小学校学習指導要領」における道徳教育の考え方について説明せよ。
成績:合格
講評:「要領」に即して言及し、よく説明されています。
現行の「小学校学習指導要領」では、道徳の時間を「要」として学校の教育活動全体を通して行うと表現され、道徳教育における道徳の時間の役割や性格が明確にされた。これは、道徳の時間を各教科活動における道徳活動の「要」として、他の教育活動を補充、深化、統合する役割を果たすことが重視されたためである。一方で、各教科、外国語活動、総合的な学習の時間、特別活動などの各教育活動においても、道徳の時間との関連を具体的に支持する文言が、今回の改定で加わった。すなわち、『要領』の各教育活動に「第1章総則の第2及び第3章道徳の1に示す道徳教育の目標に基づき、道徳の時間などとの関連を考慮しながら、第3章道徳の第2に示す内容について、()の特質に応じて適切な指導をすること」の一文も加えられた。
「第3章道徳の第2内容」でも、総則の文言が再度示されているが、そこでは道徳教育の目標を達成するために指導すべき内容項目が4つの視点、...