S0104 教育方法学 第1設題のA判定のレポートです。
教科書や参考書籍を上手くまとめて書きました。
OECDが行っている生徒の学習到達度調査(PISA)で求められている能力を高める授業と評価の方法について、教えることを中心とした場合と、学習することを中心とした場合の設計手続きの違いを踏まえ、それぞれの場合における学習指導設計および評価方法を提案しなさい。
新しい学習指導要領では、「生きる力」をはぐくむという基本理念のもと、基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着とこれらを活用する力の育成に向けて教育内容の改善が図られた。社会が変動しても、自ら学び、自ら考え、自ら課題を見つけ、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力の育成である。また、自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など豊かな人間性をはぐくむことも目標である。2007年に公布された学校教育法の一部改正により、学力の重要な要素として、「基礎的な知識及び技能の習得」「思考力、判断力、表現力の育成」「主体的な学習態度の育成」が明確にされた。この基礎的な知識及び技能の習得を学力の重要な要素として規定した背景には、OECDが実施しているPISA調査の結果によるところが大きい。PISA調査で求められて...