酵素活性の測定

閲覧数1,721
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 23ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    目的

    タンパク質分離手法の1つである、ゲル濾過クロマトグラフィーをSTD溶液の分離を通して習得する。その後、分画の吸光度とその分画の酵素活性を測定し、活性の高い分画を決定する。その分画に対しての酵素活性を新たに測定し、Lineweaver-Burk法におりKm、Vmaxを決定する。
    原理

    -ゲル濾過クロマトグラフィー-

    ゲル濾過クロマトグラフィーは分子節クロマトグラフィーと呼ばれ、架橋したポリマーであるゲルを分配相とした分配クロマトグラフィーである。この方法では分子を大きさとその形状によって分離する。ゲル濾過クロマトグラフィーでは、一般的に分子の大きさが大きいものほど早く溶出され、イオン交換クロマトグラフィーやアフィニティクロマトグラフィーと異なり、分子が固定相と結合しない、溶出に用いる溶液の組成が分離に直接的な影響を与えないという特徴がある。

    ゲル濾過で用いるゲルは、物理的,化学的に不活性であり安定性を持つ球形の多孔性の微粒子である。孔は溶出液で満たされており、様々な大きさのタンパク質を添加すると、ゲルの周りでは固定相と移動相の間で各分子の分配が起きる。固定相と移動相の溶質の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。