早稲田大学/社会科学部/講義「国際経済法」レポート×2+おまけ点がつくレポートのセット
A評価
国際経済法レポート
テーマ1:第4回講義
衣服及びワインを日本に輸入する場合に問題となる関税障壁と非関税障壁について
衣服やワインなどの物品を輸入するときは2種類の貿易障壁にぶつかる。それが関税障壁と非関税障壁である。関税障壁はその名前の通り物品の輸入の際にかかる関税が障壁となることを指す。非関税障壁は輸出入の数量制限や国内規制による差別的措置などのことを指す。近年では非関税障壁が問題となっている。
日本が衣服を輸入する場合は、貿易相手国によって関税障壁の程度が変化する。たとえば、中国から輸入する場合はWTO協定に定められた関税10%が課税される。ベトナムは日本との二国間FTAにより関税は0%である。また、バングラデシュも後発発展途上国への特恵関税として0%となっている。一方、カザフスタンはWTOに未加入でありFTAなどの協定も日本と締結していないため15%の関税がかけられる。このように、どの国から輸入されるかによって関税のかかり方は異なる。しかし、近年では原産地規則の問題やFTAの増加により複雑化している。このことで輸入業者が行う手続きが煩雑化するという問題もある。
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