あくまでレポート作成の一助としてご使用下さい。
第1設題.
新しい学習指導要領では、国語科改訂の要点として、「学習の系統性の重視」が言及されているが、具体的に、学習指導要領に向き合い、「話すこと・聞くこと」の系統性について指摘しつつ、義務教育終了段階で求められる「話すこと・聞くこと」の力とは何か、また「話すこと・聞くこと」に関する力の育成の方向性について、レポートすること。
はじめに
新しく改訂された学習指導要領では、「話すこと・聞くこと」の学習目標・学習内容について、系統性が重要視されるようになっている。この学習の系統性は小学生低学年から中学校三年生までの義務教育の間で指導内容が系統的・段階的に設計されており、上の学年の学習内容とのつながりが重視され、反復的かつ螺旋的な学習によって学習内容を定着させることを目的としている。本レポートでは「話すこと・聞くこと」の力とはいったいどのようなものあり、またその方向性をどのように定めればよいか、について言及する。
学習指導要領から考える「話すこと・聞くこと」の系統性
まずは小学校の学習指導要領の内容から中学校の学習指導要領へかけて、「話すこと」において重視されている項目の変化について...