上記の通りのレポートです
援助技術論Ⅱ
「栄養と食生活にかかわる看護について考えたこと」
今回の演習での対象者は高齢からの嚥下障害により誤嚥を起こした。そこから誤嚥性肺炎を発症し、倦怠感による食欲不振、誤嚥への恐怖心から栄養不足と水分不足を招いた。身体的な症状として表れた倦怠感も対象者の行動への怠慢を招いたが、それにより「食べる」こともままならないこと、「飲む」ことが出来ないことによる精神的な倦怠感が及ぼした「生きる」という意欲の低下がさらに行動不振を悪化させているように思えた。「食たくならない」ということは今回の事例のように「別に食べなくていい」という思考につながってしまう。そういった場合はまず「食べたい」という意欲を持たせることが重要だと私は考えた。今回演習が実験的なせいもあったが、食の援助の際の重点が「嚥下」にあるような気がした。実際、高齢者の食の文献において「何より嚥下対策が重要」といった記述を目にする。食の援助を行う際に重点を置くべきはやはり「嚥下」なのだろうか。そこで「食べる」とはどういうことかに触れながら、それを考え、まとめた。
対象者の栄養・水分を取るのであれば経管栄養や点滴等で補うことができ...