2015年度合格 S0106教育社会学Ⅱ

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    資料紹介

    B判定です。
    ゆとり教育だけが学力低下の原因ではなく、テキストにある学力論争の4分類をもう少し参考にするとよい。また学力の差異は学習意欲(インセンティブディバイド)が大きいこと考え併せていくことが必要
    とアドバイスいただいています。

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    教育社会学S0106教職

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    [リポート設題]学力低下とは何かを明らかにし、社会階層のような社会的不平等と学力がどのような関わりをもつのかについて述べてください。
    1.学力低下とは
     「学力低下」は、1999 年の『分数ができない大学生- 21 世紀の日本が危ない』(岡部・戸瀬・西村、1999 年)を皮切りに、その後約10年にわたって「ゆとり教育」や「ゆとり世代」という言葉とともに、教育学者、学校関係者から企業経営者、人事担当者、さらには生徒、学生やその保護者とマスコミまでをも巻き込む大論争に発展した。学力低下の原因などについてはさまざまな議論もありいまだに明確なものはないが、2009 年4 月1 日に福田内閣の塩谷文科大臣が「ゆとり教育」への反省を口にして、新学習指導要領の先行実施を開始したことにより、ようやく大論争は沈静化に向かったと言える。もちろん、学力低下問題は、昔からさまざまな形で繰り返し議論されてきたことであり、目新しいことではない。今日これだけ議論が呼ばれることとなったのは、具体的な国際比較や時系列的なデータが示されたのと同時に、教育現場で教育に携わる関係者の実感に非常にフィットしたことが直接的なきっ...

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