2018年の問題に対応しております。
社会学概論の科目最終試験の対策のために作りました。
内容はテキストの該当する部分をまとめたものとなっております。余計な言葉が入っておらず、試験に必要な部分のみがまとまった「コンパクトな教科書」のようなものなので非常に使い勝手が良いです。
また、私自身、少しでも負担を減らすために、毎回覚えやすい量かつ試験用紙の表が埋まるくらいの量で作ることを心がけています。また、毎回少しでも楽をするために、その科目の試験問題の中に似た問題がある場合、できるだけ同じ文章を共通して使い、覚えなければならない量を減らすようにしています。
試験合格のために、時間をかけて丁寧に作りました。資料の質には自信がありますので、効率よく試験勉強をしたいという方におすすめです。
皆様の試験勉強のお役に立てれば幸いです。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
試験内容(6題)。こちらの6題は750~1100文字の範囲内で作っております。
・現代の日本社会の社会移動の趨勢について述べよ。
・現代社会における家族の機能について述べよ。
・マックス・ヴェーバーの方法論的個人主義について述べよ。
・日本社会における差別現象について述べよ。
・社会学における量的調査と質的調査のそれぞれの特徴を述べよ。
・同化主義、文化相対主義および文化多元主義のそれぞれの考え方の特徴を述べよ。
テキスト
・宇都宮京子編2009『よくわかる社会学〔第2版〕やわらかアカデミズム』ミネルヴァ書房
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
他にも佛大の科目最終試験の対策資料をいくつか載せています。すべて、テキストを「少しでも覚えやすく」、「少しでもわかりやすく」、「どこでも手軽に勉強しやすく」との思いで自分用に作ったものですが、合格後は使うこともないため、なんだかもったいないなという思いと、せっかく作ったのだから利用してもらえればという思いから掲載させていただいております。よかったら使っていただけると嬉しいです。
ちなみに、私自身、ほとんど毎回自分で試験対策を作り、それに何回も目を通して試験に臨んでいるのですが、今まで試験で落ちたことはなく、試験対策をすべて暗記し、それをそのまま書いたときには、何回か100点をとることもできました。勉強時間を十分に取れないこともよくあるのですが、教科書と異なりすべてに目を通せる分量なので、とりあえず何回か目を通し、試験のときにはなんとなく覚えているところを書き、そこに自分の考えなどを足して試験用紙の表をすべて埋めることを心がけています。時間がない方はぜひ参考にしてみてくださいね。
(1)
現代の日本社会の社会移動の趨勢について述べよ。
親と子の社会的地位が異なることを「社会移動」という。多くの場合、社会的地位とし
て職業階層が使われる。なぜなら、職業は各種の社会的地位を総合的に表しているからで
ある。
たとえば、社会全体をホワイトカラー、ブルーカラー、農業の3カテゴリーに分けたと
しよう。親が農民で、子どもがブルーカラーになった場合、親子の地位が異なるため、社
会移動が起きたという。職業選択の自由がある社会でも、医者の子が医者に、先生の子が
先生になるような世襲は時々みられる。親子で同じ職が多い場合、移動が少ない「閉鎖的
社会」という。親職と関係なく、自分の職業に就いている人が多い場合は「開放的社会」
という。
最近、橘木俊詔などが、日本もヨーロッパ並みの不平等社会となったと主張し注目され
た。現代の日本では、自由に職業を選ぶことができるが、現実には親子で同じ職業の人も
多いのである。つまり親子の職業には、世襲が多いなど何らかの関連がある。
結局のところ日本社会は、閉鎖的なのか開放的なのか、どちらだろうか。これは、何を
基準に開放的...