2018年の問題に対応しております。
人文地理学の科目最終試験の対策のために作りました。
内容はテキストの該当する部分をまとめたものとなっております。余計な言葉が入っておらず、試験に必要な部分のみがまとまった「コンパクトな教科書」のようなものなので非常に使い勝手が良いです。
また、私自身、少しでも負担を減らすために、毎回覚えやすい量かつ試験用紙の表が埋まるくらいの量で作ることを心がけています。また、毎回少しでも楽をするために、その科目の試験問題の中に似た問題がある場合、できるだけ同じ文章を共通して使い、覚えなければならない量を減らすようにしています。
試験合格のために、時間をかけて丁寧に作りました。資料の質には自信がありますので、効率よく試験勉強をしたいという方におすすめです。
皆様の試験勉強のお役に立てれば幸いです。
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試験内容(6題)。こちらの6題は600~1350文字の範囲内で作っております。
・「心象地理」の形成について具体的な事例を示して説明しなさい。
・工業地理学における立地論について「立地因子」という言葉を用いながら説明しなさい。
・グローバルやローカルの視点を踏まえ、農業・農村地域の変貌を述べなさい。
・「世界都市」または「グローバル・シティ」について「集積」という言葉を用いながら述べなさい。
・観光空間やそのイメージがメディアによって創出された具体的な地域を一つ取り上げて述べなさい。
・都市の発達について「社会的分業」という言葉を用いながら説明しなさい。
テキスト
・竹中克行編2015『人文地理学への招待』ミネルヴァ書房
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他にも佛大の科目最終試験の対策資料をいくつか載せています。すべて、テキストを「少しでも覚えやすく」、「少しでもわかりやすく」、「どこでも手軽に勉強しやすく」との思いで自分用に作ったものですが、合格後は使うこともないため、なんだかもったいないなという思いと、せっかく作ったのだから利用してもらえればという思いから掲載させていただいております。よかったら使っていただけると嬉しいです。
ちなみに、私自身、ほとんど毎回自分で試験対策を作り、それに何回も目を通して試験に臨んでいるのですが、今まで試験で落ちたことはなく、試験対策をすべて暗記し、それをそのまま書いたときには、何回か100点をとることもできました。勉強時間を十分に取れないこともよくあるのですが、教科書と異なりすべてに目を通せる分量なので、とりあえず何回か目を通し、試験のときにはなんとなく覚えているところを書き、そこに自分の考えなどを足して試験用紙の表をすべて埋めることを心がけています。時間がない方はぜひ参考にしてみてくださいね。
(1)
「心象地理」の形成について具体的な事例を示して説明しなさい。
心象地理とは、自分と関係ない離れた場所・人々・景観・自然についての表象であり、
これらのイメージは表象するものの欲望や想像そして表象する者と表象される対象との
間の力関係を反映するとされる。
心象地理の形成について、東日本大震災を例にあげて説明していく。東日本大震災を例
にとれば、被災地支援の輪は全国に広がったが、この時「がんばろう東北、がんばろう日
本」というスローガンが多用された。これは、東北を同じ日本の一部として、国を挙げて
復興に取り組もうという国民全体へのアピールである。その一方で、福島県産の農産物が
県外で販売拒否にあったり、外国で日本の輸出品のボイコットや日本旅行の中止が起こっ
たりした。これは、県外者や外国人が福島県域や日本全域を放射能汚染地域として過度に
単純化し、仕入れ先や訪問先から排除した例である。内外メディアのセンセーショナルな
被災地報道は風評被害につながる偏向した心象地理を作り出しやすい。
「言説」という言葉がある。言説とは、単に話された言葉や書かれた文章ではなく...