中央大学通信(2018年度)【法学】課題2:「近代市民法の原理と修正」

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    資料紹介

    近代市民法(近代市民社会法)の修正について具体例をあげて述べなさい。──に役立つと思います。

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    『法学』(A01A)<課題 1> 教科書執筆者:眞田 芳憲
    「近代市民法の原理について述べた上で、それがその後どのように修正されたについて論
    じなさい。」
    日本には明治時代を迎えるまで私法法典は
    存在せず、入ってからも、重要な私法事項は
    太政官布告などによって規制されていた。特
    に民事裁判については、太政官布告「裁判事
    務心得」により成文法が存在しない場合、習
    慣や条理を推考して判断することが示され、
    法規の不備を補っていた。その後、日本は民
    法典の編纂に着手し、フランス民法典等を参
    考にいわゆる旧民法ができた。さらに数年後、
    旧民法はドイツ民法の影響を受け編纂され、
    私有財産制度が明記された近代的な体裁の現
    行 民 法 が 施 行 さ れ た 。
    まず、旧民法が範とした近代市民法の起源
    であるフランス民法典の原理とその修正を市
    民革命前後からみていく。近代市民法とは、
    封建的・絶対主義的国家体制を解体して近代
    的市民社会を目指す革命(市民革命)以降に
    施行された法律のことである。ここで言う市
    民とは、自由と平等の担い手であり独立した
    個人を...

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