「なぜ介護等体験が小学校・中学校の普通免許状の取得のために必要なのかを論述しなさい。」
【参考資料】
「よくわかる社会福祉施設(第2版)」
社会福祉法人 全国社会福祉協議会
「フィリア:特別支援学校における介護等体験ガイドブック(新学習指導要領版)」ジアース教育新社出版 全国特別支援学校長会 著
教科書に忠実に書き上げていますので、参考にしやすいと思います。
なぜ介護等体験が小学校・中学校の普通免許状の取得のために必要なのかを論述しなさい。
平成24年に、全国の公立小中学校の通常学級に在籍する児童生徒のうち、人とコミュニケーションがうまく取れないなどの発達障害の可能性のある小中学は、6.5%に上ることが、文部科学省の調査で分かった。推計で約60万人に上り、40人学級で1クラスにつき2、3人の割合になる。
小学校・中学校の通級による指導と特別支援学級、特別支援学校の指導対象者の割合は、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校の全体の約2.4%である。
このような状況の中にある中でも、4割弱の児童生徒は特別な支援を受けておらず、支援策を話し合う校内委員会などが十分に機能していない。
教員免許を取得している者にとって、将来、何らかの障害を持った児童と接することは、何ら特別なことではなく、教員が学級の担任を持つとき、適切な認識を持っていることが必要であり、介護体験は重要な意識を持つ機会である。
また、発達障害の可能性があるとまで判定はされなかったものの、近い問題を抱える子供は多い。こうした子たちへの理解の仕方や、支援も重要であ...