学校教育課程論(中・高)の第1設題の模範解答です。A評価を頂きました。
設題は 「中学校あるいは高等学校いずれかの教育課程について、その基準と編成原理、今日的課題についてまとめてください」です。
テキスト「学校教育課程論[第2版]」学分社
テキストに沿ったレポートです。
最新の学習指導要領についてもふれています
参考にしてください。
中学校あるいは高等学校のいずれかの教育課程について、その基準と編成原理、今日的課題についてまとめてください。
中学校の教育課程の基準に関して、基準となるものは学習指導要領である。
その基準となる学習指導要領では、各教科などの目標や指導内容の基準が定められている。各学校においては、これらの基準に従い地域や学校の実態及び生徒の発達段階や特性など考慮して指導内容を組織する必要がある。
では、学習指導要領についてである。
1947年3月に、教育基本法及び学校教育法の公布と並行して、最初の学習指導要領が制定された。正式名は『学習指導要領 一般編(試案)』であった。ここで「試案」とされていたのは、画一的な教育が意図されたわけではなく、あくまでも手引書扱いに過ぎなかったからである。教育課程の上でも、「それぞれの学校で、その地域の社会生活に即して教育の目標を吟味し、その地域の児童青年の生活を考へて、これを定めるべきものである」(『学習指導要領 一般編(試案)P11』)と述べられ、現場の裁量に委ねられていたが、一定の基準は設けられていた。
中学校の教育課程では、必修科目と選択科目に分けられ、必修科目は...