<2013>(明星大学)【初等社会科教育法】[PB2120]1単位目

閲覧数1,759
ダウンロード数13
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    明星大学通信教育における2013年度の合格レポートです。少しでも皆さんのお役に立てたら光栄です。
    ○講評
     新学習指導要領は、基礎・基本的な知識・技能の「習得」とその「活用」を各教科において、「探究的な学習」を総合的な学習の時間に行うことを原則とした。しかし、従来の「習得」型学習形態を主とした、児童が受身になり安い教育方法で、「考える力」は養えるであろうか。公民的な資質の基礎を養う初等社会科の教育法を問うとき、「探究的な学習」を取り入れることにより、基礎・基本的な知識・技能が不足していることを児童自身が認識し、活きて働く「知識・技能」を獲得できるような仕組みを導入する必要がある。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    初等社会科教育法

    1単位目

    ○課題

     1.初期社会科がめざしたねらいと指導法の特徴について、今日の初等社会科のあり方と課題に関連して論じなさい。

     2.初等社会科が育むべき学力の特徴について、学習形態および「総合的な学習の時間」と体験学習に関連して論じなさい。
    1.社会科とは知的能力と人格の分裂状態を修復していき、「公民的資質」を養い、人間としての成長を促進していくものである。その歴史を追っていくと、原点は公民科構想であることがわかる。戦前の公民教育は形式主義に流れ、道徳を押し付ける方法であり、子どもの自主性を育むことが難しかった。やがて公民科は、戦後教育改革で社会科に組み込まれていく。

    初期社会科のねらいは、今日叫ばれている「考える力」「総合的な学習の時間」をめざすところにあった。また、初期社会科は戦後の公民科構想を踏襲しており、そのカリキュラムの構成は、政治・経済・社会にわたる分野を家庭、学校、社会、国家、世界と広げ、総合的な社会認識を学ばせるものであった。そこでは、従来の修身科による道徳教育のように上から道徳を押し付け、同時に子どもを一まとめにして一つのことを教える形式...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。